公文式の活用方法と子育ての方向性

おおたとしまさ著作の『なぜ、東大生よ3人に1人が公文式なのか?』を読んだまとめと感想

公文式とは

公文式とは、大学受験をゴールとして、効率的に計算能力を高めるために開発された方法論

学習要領に関係なく、ミニマムステップを高速で走り続けることにより、普通の子供を秀才(一つ先の学年の内容をスラスラ回答できる子)にするツールを提供。賛否両論あれど、学習塾のトップを走り続けており世界中で通じるほど浸透している、また東大生の三人に一人は公文に通っていた経験もある等、具体的な結果が出ている。

子供を公文式に入れる上での検討ポイント

  • 目的を明確にする。公文式はあれやこれやとやらない。学習要領を気にせず、ひたすらに計算能力を高めるための訓練のみを続ける。その過程で、勉強習慣、課題を乗り越える力を習得し、基礎を組み立てる。何を目的として公文式を始めるのか、親が意図を明確にしておく。
  • 関与する。公文式に限らずではあるが、特に公文式の性質上、子供の学習状況を理解し、勉強習慣を持たせるサポートが必要である。公文式に入れたから成功するのではなく、継続的に状況を把握し、デメリット(理解せずにパターン認知、こなすことが目的となり、学びの楽しさ、深さを体得しない)が顕在化するようであれば、軌道修正も視野に入れながら向き合う。

王道コースを目指しつつ、違いを活かす道を模索

著者の中にもあるが、出来るだけ早いうちに始めて、小4で中学過程を終わらせるのを目標とし、目的は勉強習慣の確立、計算能力の向上を目的とするのが理想、公文式をステップにして、中学受験し、難関校の塾にいれれば、王道パターン。ただし、あくまで子供のタイプによるので、王道パターンを第一案としつつ、乗ってこないタイプだと判断した場合は、通常の受験コースではなく、他者と違う経験(留学やホームステイ)をさせて、違いを活かした道に乗せる方式を検討したい。
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