できる人はやっている文章テクニック

今回のInput

本のタイトル

【読ませるための文章センスが身につく本】

著者

【奥野宣之】

総括

もっとブログを頻繁に更新して、書くのが楽しくなるようにしたい。と思った時に、書くのが楽しい状態(面白い文章、人に読んでもらえる文章が書けるようになる)になりたいと思ったのがこの本を開いたきっかけ。人に読ませる文章になっている具体例や、文章の書き方次第で読み手に与える影響がどのように変わるかが記載されており、実用的な内容になっている。この本を通じて、なんとなく気をつけてることに対する説明や、簡単な工夫で読み手に与える印象がぜんぜん変わるといった知見を得たので、いくつかのポイントを記載する。またそれらを書き出すことで次回からも自分の文章にも適用する予定。

断定する

「など、ほう、とか」の言葉を使わない。これらの言葉はなんとなく使っている場面が多いが実際は不要。日本語の会話が直接的な表現や断定を避ける傾向にあるため、書き出す場合にも思わず使ってしまうが、読み手にとっては煩わしいだけ。

予防線を張らない。

計画書や、コラム、ニュースレターにおいて、「反対する人もいるかもしれないが、私はこうだと思う」の表現に代表される「保身」は不要。論旨が不明確になり、自分の立場を明確にできなくなる。SNSで敏感な内容に対してコメントする状況でなければ、誤解を招くかもしれないから、断りをいれておこうと考える必要はない。ただし、相手とのコミュニケーションを前提としたメールでは、相互の関係性が大事なので必ずしも、「断り」を使うなという意味ではない。

読み手との距離感を考える

読み手と文章の距離感は人称で決まる。自分はどの人称を使うかは無意識のうちに選択しているが、それにより文章と読み手にどういった影響を与えるかを検討すると良い。ぼく、きみ、わたし、弊社、あなた、おれ、ビジネス文章である場合は調整できないが、何かを伝えるメッセージを発信する場合は、読み手との距離感を検討した上で適切な人称を選ぶと良い。

文章に期待感をもたせる

実は新聞の見出しもこのテクニックを使っている。文章は、兎にも角にも、まず読んでもらう必要があるので、
事実をそのまま列挙ではなく、含みや期待感をもたせるタイトルや一行目を考えること。過度な誇張表現は問題だが、タイトルや最初の一文は良心的な誇張を意識する。これはまだうまく使えないが、例えばこの備忘録の記事のように、「文書を書く時に気をつけること」→「できる人はやっている文章テクニック」誇張変換をする。

どこにいるのか、どこに行くのかを明確に

長文を書く時の注意事項、章の代わりや話題を切り替える時に、文章にナビゲーションを入れる。例えば、ここまではアジアにおける通貨発展を説明してきた、ここから中東における通貨発展を説明する。という表現でさりげなくまとめを入れてあげる。

実感を伴うことが可能な視点や具体例を書く

フードロスを減らす意識をしましょう!ではなく、小学校の時に給食を残して怒られた記憶はありませんか?といった表現を用いて、 実感を伴うことが可能な視点や具体例を書く。

文章のスピードや抑揚を意識する

文章を読むとき、人間の作用として、ひらがなはゆっくり。漢字は早い印象になる。情緒的な表現をする文章はひらがなを多く使う。
単調な文が続くと読み疲れてしまうため、字面を調整して抑揚をつけるとよい。漢字と漢字の間に「の」を入れる。あえて難しい漢字を突っ込む。一行だけの段落を作る。といった方法がある。また表現のインフレを避けるといったテクニックもある。具体的には冒頭で記号を使わない、誇大表現を使わない。実は書き手が興奮するほど、読み手が醒めると認識すべし。最後ぐらいでいい。

文章の流れを作る

論理的なしっかり感がなくてもいいから、なんとなくの納得感を演出する。「さて、それでは、ということで」という枕詞を使ってなんとなくの納得感を出す。「この章まで読んできた読者はシステム開発の勘所について理解できたはずです、ではここからは・・・」
とか、「世間ではBitcoinの流出が世間の話題ですが、 さて、本日は文章の書き方についてです」など。

素直に書く

「うわっ!すごいっ!と思わず、口に出てしまった」とかありきたりな表現で良い。普通じゃない感動を表すために普通じゃない言葉を使う必要はない。シンプルな普通の言葉で感動を表すことができる。難しく考えない。まずはシンプルに。

あえて書かず、読み手に想起させる。

暑いことを表現する時に、「暑い」と書かない。→ 「30分前に買ったアイスコーヒーの氷がもうすっかり溶けてしまった」。プレゼントに関するメールを送るときも「あなたのことを考えて買いました!」とストレートに表現せずに、どういう理由でそのプレゼントを選んだかを書くといった手法がある。

一番最初に意識すべきこと

「読み手は、読むことに疲れている」「この世の中には、読むことには何かしら障害のある人しかいない」と考えて文章を書く
大原則としてわかりやすい言葉をつかうこと。

 

 

やっぱ、世界を変えたいならこの会社だ

今回のInput

本のタイトル

【Microsoft 再始動する最強企業】

著者

【上坂徹】

キーワード

Microsoft・ポストスマホ・AI・MR(Mixed Reality)・20年以上に渡り時価総額Top5・知られざる事実

総括

2015年の秋と比べて、現在のMicrosoftの株価が二倍以上になっているのは知っているだろうか。
投資家は何を評価してこのMicrosoftに価値を見出しているのだろう。その答えをまったくもっていなかったし、GoogleやAmazonと比較して、Microsoftをイノベーティブな会社だとは微塵も認識していなかった。実際、多くの人のイメージは、MicrosoftはIT企業で、OSのWindowsやWordに始まるOffice製品を作っている会社だ、ぐらいの理解だろう。しかしながら、この本を通じてMicrosoftのことを知れば知るほど、とんてもない実力とポテンシャルを秘めた企業であるということがよく分かる。

本を読み終わった後に、Microsoftは実はこの世で一番働くことが面白い会社なのではないか?という思いすら起こさせてくれた。実際にどれだけすごいかは本を直接読めばいいと思うので、ここでは特に印象的だと思ったエピソードと感想をまとめる。

評価をその人が作り出したインパクトで行う。評価が文化を変えた話。

会社の目指す方向や文化・考え方が変われば、当然組織に求められる人材像も変化する。また、その求められる人材像を持つようなタレントを抱えるためには、そういった人材を評価できる仕組みが必要だ。Microsoftは当然のように、方向性を変えたタイミングで評価制度を変えた。従来型のどれだけ売り上げたか、どれだけ数を稼いだかと言った成果主義から、どれだけ社会や人、ビジネスや組織に影響を与えたか、というインパクト軸で人を評価するようになった。という話を聞いて、自分がどれだけインパクトを仕事で与えることができているか気になったと同時に、その会社や文化を知る上で、どのような人材が評価される会社ですか、指標の軸はなんですか?といった質問をするのが良いかもしれないなと新しい発見をした。

顧客主義に立ち返り、顧客価値を提供するためにできることを考える。

事業部制度の枠や会社(アップルやAmazon)といった枠を超えて、本当にお客様に価値を提供すればよいかを考えた対応。
かつては、Windowsのライセンスをどれだけ購入してもらえたかというスタンスだったのを、Windowsのサービス(クラウド)をどれだけ使ってもらえたのか?という考え方にシフトした。また、表面的には競合に思えるAppleやOracle、Linuxと次々に協業を発表しあらゆる側面でお互いの強みを活かし会えるような仕組みを作り始めている。Microsoft以外の企業からしてみれば、驚きである同時に、Microsoftの超絶な顧客基盤に乗れる素晴らしいチャンスであった。これらのコラボレーションを通じて、クラウドとしてのMicrosoftがあり、それらと同調して動くその他のアプリケーションといった形でクラウドサービスを提供するプラットフォームとしての存在感を一気に強固なものにした。また、これこそがポストスマホ時代の覇者になるうえで必要な施策だったとも言える。

派手なAIではなく地味なAI、人の生産性を上げることを目的としたAIの話

別に囲碁に勝つわけでもなく、クイズ選手権に出るわけでもないが、MicrosoftのAIは人の生産性を飛躍させることに主眼をおいてある。
例えば、PowerPointの作図や自動生成、並び替え、配色などを自動でやってくれるのもAI。もっとすごいのは人間が生産性を高めるためのAIとして、スケジュールやパソコンの操作履歴から、どのようなことに時間をさいているか、会議中にもかかわらず内職している(メールを送ったなど)といった情報を集めて、無駄な時間や無駄なメール、誰とコミニケーションが少ないか、など働き方を下院膳する施策をAIが本人に伝えるアプリケーションがエンタープライズでは導入されている。これは驚きとしかいいようがない。RPAで労働時間削減とかで、どうのこうのとかって次元じゃない。

Cortana がAmazon と協業、家からOfficeからすべての生活シーンに!

これはもっと詳細を調べる。とりあえずAmazonのスマートスピーカーとCortanaがつながるらしい。これにより家でもOfficeでもどんどんものがつながるのが加速していく未来が見えてしまう。車も、スピーカーも家電も全部。やはり、ビジネスでつかうアプリケーションを抑えちゃっているMicrosoftはやっぱりダントツですごい。Googleにアクセスするのだって、Windows端末がまだまだ大多数だ。

Microsoft すげー、そしてやっぱりAI勉強しないと

Windows,Office 365 ,Cortana ,Azure,linked in などなど全世界の他のどの企業も真似できないぐらいの範囲でMicrosoft がデータをリアルタイムで集めることができる無敵状態であることを改めて認識し、Bigdata・AIの先駆者としてこの企業なら次の世界・未来を作れそうと思ってしまった。そしてMicrosoft が出しているものを応用するのではなく、Microsoft 側に立って、次の世界を描き、次の世界を創り出す一人になりたいとつい、思ってしまった。さっそく、AIの勉強と実装をするため、ビジネスよりのAIの話と開発者よりの参考書を買った。

さぁ、早く世界に追いつかないと

プロジェクト仲間と改めて考え直したいマーケティングの本質

今回のInput

本のタイトル

【起業家マーケティングバイブル】

著者

【株式会社ウェイビー代表取締役社長 伊藤健太】

キーワード

マーケティング・グロースハック・サービス開発・価値提供・ストック型ビジネス

総括

あなたはマーケティングにどういうイメージを抱くだろうか、製品を売るためのキャッチーな広告を考えることや、2つ目無料!といったプロモーションの策定といったイメージでしょうか。本著はマーケティング、すなわち「お客様を守ること」「お客様を豊かにすること」であると言い換える、恥ずかしながら私自身は、マーケティングの本質や考え方を全く理解していなかったが、著書内で様々な事例や角度から説明されるマーケティングの本質的要素を通じて、自分たちの活動に置き換えた時にどう応用できるかを考えさせてくれた。感じたことを含めて、文中に出てくるキーワードから自身の理解をまとめる。

マーケティングの本質・正体を掴む。

企業の目的は売上を上げること、マーケティングの目的は売上を伸ばすこと。そう短絡的に捉えていないだろうか。確かに売上を得ることにより、サービスの質をあげることができ、結果的に顧客に対してよりよいサービスを提供できる、というのは事実ではある。しかしながら、そもそもの企業の存在意義は、顧客を喜ばせ、顧客を豊かにすることである。売上を目指すのではなく、どうしたらよりお客様を喜ばすことができるかを考えることが重要だ。

以下、著者のキーワード抜粋

  1. 会社の存在意義は、お客様の為になる価値を提供し、お客様を豊かにすること。そしてそれがそのままマーケティング
  2. 売り上げ = 自分が提供している価値に対する、お客様からの評価
  3. サービスを提供して、お客様のゴールを目指す手伝いをする。どれだけ顧客を守れているか・喜ばすことができているか
  4. サービスづくり自体を目指すのではなく、お客様の問題解決に目を向けること。
  5. 作為、不作為の殺人:営業活動をする理由を、自分が何もしないことでお客様に不作為の不利益を与えることになると考える

フォーカス一点集中してやり切る

あれもこれもやりがちだが、「稼ぐこと=お客様に対価を差し出してもらえる価値」をいち早く提供することに集中すべき。まず、一点にフォーカスし、そこから顧客の声や反応を機敏に察知し、自分たちの提供しているサービス改善せよ。そのためには、意味のある数値目標を掲げ、それを達成することに全力を注ごう。

以下、著者のキーワード抜粋

  1. 稼ぐことにフォーカスを当てて、小さく早く稼ぐ。
  2. いち早く走り始め、お客の声を聞く、改善を加える。それらの反応を見てどんなことがあるとよりお客様を喜ばすことができるかを考える。
  3. とにかくkpiを達成することを目指す。努力のみで達成できる指標の策定。意味のある、次につながる数字を追いかける。

お客様との付き合い方を定義し直す。

仮に一点集中型で対価をもらえる価値を提供できるようになったとしても満足してはいけない。サービスはいつも不完全なものである。顧客とサービスとの接点をより長く、継続的に顧客に価値を提供できるようにする方法がないかを模索しよう。また、顧客はベネフィットがあるからサービスに対価を払う。ベネフィットが提供できるポイントやタイミングを増やせないか、顧客との接点を増やす方法がないかを考え、あたらしいお客様との関わり方を模索しよう。最終的には、点で戦うフロー型のビジネスではなく、長期的にかつ継続的に付き合うストック型のビジネスへの転換を目指そう。加えて、長期的な視野を持つことで、現時点ではサービスを購入しなかったり、少額のみの付き合いしかない関係性でも、将来に続くロングランでの可能性をイメージできるようになる。眼の前の対価だけでなく、時間軸を伸ばしてもっと多面的にベネフィットを提供できないか再考しよう。

以下、著者のキーワード抜粋

  1. お客様と一生付き合う為にどうすれば良いか考える。中長期的にサービスを提供できる方法がないかを考える。
  2. 一点における価値の提供がすべてではなく、付き合い方をラインで考える。前後でどんな価値をさらに提供できるのか。
  3. 人がお金を払う理由は、ベネフィットである。ベネフィットを見直し、継続的に提供できる方法がないかを考える。
  4. フローから、ストックへ単発の付き合いから、長い付き合いにする。
  5. 一つのサービスに固執せずコアとなるビジネスに関連するサービスをどんどん展開すべき
  6. Aでは稼げなくても、Bでは黒字で、Cをやってる分で利益を出す。AとBとCで相互作用

ドーナツ型思考から逃れよ。モノの見方を変える

他の人と同じ考え方や物の見方、説明の仕方をすることをドーナツ型思考というらしい。ある物事に対して90%の人が説明する方法ではなく、変わった角度・視点からその説明をしたらどうなるか、このように考えることで人と違ったモノの見方をするとよい。これにより新しい発見、これまでに見えてなかった価値を見出すことができる。改めて自分たちのサービスの説明の仕方、価値の提供方法を見直してみよう

以下、著者のキーワード抜粋

  1. 逆張りの発想、お客様からしたら何が嬉しいことなのかを追求する、時間単位の食べ放題
  2. サービスに販売を促進するアイデアを組み込む:同窓会サービス+スポンサー→薬剤師の同窓会にリクルーターを紹介し、同窓会をスポンサーしてもらうなど

ファイナンス基礎知識 – 勉強メモ-

一生モノのファイナンス

  • 朝倉智也著 ダイヤモンド社出版
  • 会計は現在の状態の把握
  • ファイナンスはビジネスの価値の最大化

財務諸表はざっくり見る

  • 貸借対照表 balance sheet は決算時点の資金の調達と運用方法を示したもの。集めたお金が右側に集めたお金を何に投資しているかを左側にまとめる

  • 損益計算書 profit and lost statementは事業期間中の収益の増減を示したもの。決算期間中にどれだけの売り上げがあったか、どんな費用がかかって、利益と損失がどうなったのかが記載される。

  • キャッシュフロー計算書 cashflow statement は、事業期間中のお金の流れを示したもの。持っている現金が増えたのか減ったのかを示す。

貸借対照表 balance sheet

ざっくりした読み方
5個の箱で考える。流動資産、固定資産。流動負債、固定負債、純資産。流動資産は一年以内に現金化可能なのもの、例えば売掛け金。固定資産は不動産などの一般的にすぐには現金にしにくいもの。流動負債と固定負債も同じ考え方。純資産は返さなくて良いお金。自己資本。
チェックポイント

  • 負債と純資産のバランス。自己資本比率をみる(純資産 / (負債+純資産))

  • 流動資産と流動負債の割合。流動比率。一年以内に期限が来る支払いを一年以内に現金化できる資産でまかなえるか。

  • 固定資産を純資産でカバーできているか。

損益計算書 profit and lost statement

ざっくりした読み方
売り上げ高と五つの利益に注目する。売上総利益。営業利益。経常利益。税引き前当期利益。当期純利益。売上高から売上原価(材料費や人件費)を引いたものが売上総利益。売上総利益から販管費を引いたら営業利益(これが本業の稼ぎ)。営業利益に利息や配当金を加えると経常利益。経常利益から各種税金と特別損益を引くと当期純利益
チェックポイント

  • 前期と比べて売り上げや利益がどれだけ伸びているか。特に売上高と営業利益を見る。増収減収あるいは増益減益か。伸び率でも良い。

  • 売上高に占める利益の割合がどれくらいか。売上が上がっていても利益が低いと収益性に問題あるから。

  • 販売管理費の内訳を見る。人件費や賃貸費の固定費の割合が高くないか確認する

キャッシュフロー計算書 cashflow statement

ざっくりした読み方
営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフローの3つを見る。営業活動のキャッシュフローが黒字なら事業で利益が出ている。投資活動のキャッシュフローは赤字なら積極的に投資、黒字なら資産売却などによる現金化しているところ、財務活動のキャッシュフローが黒字なら資金調達して現金を増やしている。マイナスなら株主に還元している。
チェックポイント
三種類のキャッシュフローがそれぞれプラスかマイナスかを見ることで企業のタイプ分けができる

財務分析のポイント

成長性・収益性・効率性・安全性の4点をチェックする。

  • 成長性については売上高の成長率と営業利益の成長率を見れば良い。

  • 安全性については自己資本比率と流動比率をみる

  • 効率性と収益性はROE(Return on Equity)とROA(Return on Assets)をみる

企業価値の計算

将来にわたって企業が稼げるキャッシュを現在価値に引き直すことを企業価値の計算と表現する。

フリーキャッシュフロー

企業が投資家に自由に還元できるお金を意味する。営業活動によるキャッシュフローと投資活動によるキャッシュフローを足し合わせたもの

資本コスト

企業がお金を集めるために必要とするコストのこと。企業の現在価値を計算する際には割引率が必要になるが、その割引率としても使う。
負債コスト(銀行から借りるお金)と株主資本コストの加重平均が当該企業が必要とする資本コスト(WACC Weighted Average Cost of Capital)
株主資本コストは事業リスク・信用リスクにリスクフリーレートを足したもので計算し、負債コストは借り入れの利息で考える。

企業価値算出方法・買収価格決定方法

  • [企業価値 = 永続フリーキャッシュフロー / WACC ] 企業の価値はフリーキャシュフローを多くするか、資本コストを下げることで高められる

  • DCF法・EBITDA倍率・時価純資産法

投資判断にはNPVとIRRを用いる

  • NVP (Net Present Value)

  • IRR (Internal Rate of Return)

【読書メモ】時間の使い方

転職したことにより通勤時間が1時間になったため、通勤時間を有効活用した読書と中国語学習を再開しました。そこで改めて日々の時間の使い方の本を読み直したので、備忘録。題材:「自分の時間 1日24時間ででどう生きるか」アーノルド・ベネット著。先に感想を記載するがやっぱり良い。やる気になるし日々頑張ろうと思える。読むことおすすめです。

たくさんの空白の時間が与えられている

「朝、目覚める。すると不思議なことにあなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。そしてそれが全てあなたのものなのだ。」 よっぽどのことがない限り、朝起きた時点で今日も24時間があることに驚きはしないだろう。ただしこれこそが全人類に与えられている平等である。とにかく僕らは24時間の中で生活しなくては行けない。前借りもできないし、他人からもらうことも出来ない。このもっとも基本を忘れるな。

頭の中に「内なる1日」を作る

これはなかなか面白い考え方。
筆者は頭の中で、1日の中にもう一つ別の1日があると考えてみろという。すなわち、8時間が仕事の時間だとすればそれ以外の16時間は、全て自分のものであり、言うなれば全てのものから解放された16時間である。この時間では給料を稼ぐ必要もないし、働かずとも食べていけるような身分のようなものだ。という。なるほど、だからこそこの無敵な別の一日を頭の中で作り出し、そこで好きなことを好きなだけやりましょうというわけだ。

頭の働きに磨きをかける訓練

この頭の中で、別の1日を作り出すためには、頭脳の訓練・コントロールが必要である。集中力をコントロールできるようになれば、充実した1日を過ごすのに大いに役立つ。そのための練習がこれ「朝に家を出てから会社に着くまでの間に、ずっと同じことについて考える」。 テーマはなんでもいいらしいが、実際にこれやってみると難しい。やろうと思っても歩き始めるとすぐに全く別のことを考え始めてしまう。いつか出来るようになりたいもんです。

1日の終わりに自分を振り返る余裕を持つ

確かに本を読んだりすることは大事であるが、やっぱり自分の内省的な気持ちと向き合い、自分と語り合う時間を持つことが重要である。

人生とはすなわち好奇心である

美術や音楽あるいは文学でもいいが、文化的なものに打ち込まなくても本当に充実した人生は過ごすことができる。なんでもいいから興味を持ったことを自分で調べて、自分なりに知見をまとめればいい。ある特定のことに専門家になるというのは誰しも気分が良いものである。「人生とはすなわち好奇心であり、この好奇心を満たすものは日常の瞬間や生活の場にたくさん存在する。好奇心を満たすということは、ものをわかる心を持つということに他ならない」、これが人生である。

努力して読むからそれがあなたの糧になる

精神を陶冶する際のもっとも重要な要素は努力感である。一方ではやり遂げたいと思い、他方ではやりたくないと思う、心の中での葛藤が大事である。楽しい・愉快だと思って読めるものを読むだけでは精神は成熟しない

かけがえのない向上の芽を大切に育てる

計画の出だしでつまずかないようにすることが何よりも大事である。せっかく芽生えたやる気を絶やさないようにしたい。だからこそ、始めるときはできるだけ簡単なことから始めるべきだ。出だしでつまづいてせっかく芽生えた何かを学ぼうとする欲求の芽も、一人前の若木に成長する前に簡単に枯れてしまう。だからこそ最初は細心の注意を払う必要がある。欲求の芽にできるだけ負担をかけずに、最初の1週目は馬鹿らしいくらい簡単なことから始めよう。押してゆっくりしたペースでもいいからできるだけ規則的にそれを続けること。これが欲求の芽を枯らさないコツである。

まとめ

自己啓発について書いてある本が結構好きなのでこの手の時間の使い方に関する本は読んできたが、その中でもこの本は本質的なことが書いてある本であるように思う。全体でもとても短い本であり、特に本人のサクセスストーリーについても触れられてない本で、少し立ち止まって読む本としては非常に有益である。

【読書メモ】プロジェクト・マネジメント

project managment

読書するだけでなくて、それをまとめ直す(自分で書き込む)ことを通じて、自分のものに落とし込もうとするこ試み。今回の題材はこれ。『世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント』全部読んでからまとめようとするとすごい時間がかかるし、どんどん欠落していきそうだったので、頭から読んで大事と思ったところを順次書いていく。

プロジェクト成功の12の黄金律

プロジェクトを失敗させようとして始める人はいないけれども、少なくないプロジェクトが失敗をしている。しかしながら、どれもこれもが分析してみると失敗するべくして失敗している。というのがこの本での主張。どのようなプロジェクトも条件や内容は異なるため、一概にはルールを定義できないとはいえ、一般的に12の成功要因(ここでは黄金律と言っている)があるにも関わらず、それらを満たさないままプロジェクトを実施してしまっているケースが多いらしい(この筆者の調べでは)。
では、以下の12の要点を確認してみよう。

  1. 成果物について合意を得る
  2. 最良のチームを育てる
  3. プロジェクト計画書を作り、更新を怠らない
  4. 本当に必要な資源を判断する
  5. 現実的なスケジュールを作る
  6. できる以上のことはやらない
  7. 常に人を大切にする
  8. 正式な支援を取り付け、継続して確認する
  9. 変更を躊躇しない
  10. 現状を周知する
  11. 新しいことに挑戦する
  12. リーダーとなる

1.成果物について合意を得る

プロジェクトに期待されていることが何かをきちんと定義できていなければ、成功はあり得ない。プロジェクトが終わった後に関係者がどのような利益を受けられる状態になっているかを明確にする。またそれらの成果はプロジェクトの関係各位で合意できている必要がある。

2.最良のチームを育てる

プロジェクト開始直後から完璧なチームにはなり得ない。やる気のないメンバーもいれば、スキルが足りないメンバーもいるだろう。しかし、プロジェクトを成功させるためには経験や訓練の不足・家庭の問題・優先順位の対立に折り合いをつけながらチームのやる気を高く保つ必要がある。マネジメントと動機付けのスキルを駆使して最良のチームを作る努力をしなければいけない。

3.プロジェクト計画書を作り更新を怠らない

計画書なしに集団を指揮して、共通の目標を達成するのは不可能。適度に詳細で内容がしっかりした計画書が必要不可欠。ただし、一度作って承認を得たものだからという理由で飾っておくべきものではありません。プロジェクトの状況に合わせて、適宜見直しを行い現実に即したものになっているかを常に確認しましょう。

4.本当に必要な資源を判断する

資源(ヒト・もの・金)がなければプロジェクトを実施することはできません。資源が十分に確保できないのであれば、少ない資源の中で達成できる目標に変更する必要があります。
上司に何を言われようとも、野菜を絞って血を出すことはできない。

5.現実的なスケジュールを作る

スケジュールが妥当でなければ、プロジェクトは成功せず、期限を守ることは絶対できません。正当な理由もなしにスケジュールを変更すると、プロジェクトマネージャーとしての信頼感をひどく損ねます。もしスケジュールを変更する必要がある場合は、適切なプロセスと承認・合意を経て変更するべきです。

6.できる以上のことはやらない

プロジェクトの目標やスコープは正しく管理し、その内容を関係者に正しく周知しておくことが必要です。誰かのちょっとした言い分によって部分的に手厚い対処をしてはいけません。目標に即しており、実現可能性のあるゴールのみを目指すべきです。

7.常に人を大切にする

プロジェクトの成功は報告書やチャート・コンピューターではなく人にかかっていることを忘れてはいけない。プロジェクトをマネジメントするのも作業を実行するのも、最終成果物に喜ぶのも(文句をいうのも)全ては人です。プロジェクトの最終成果物が人の役に立たなければプロジェクトは失敗です。例え、どんな苦境にあろうともプロジェクトに関係する人に害を与えるようなマネジメントになってはいけません。

8.正式な支援を取り付け継続して確認する

プロジェクトに資源を提供してくれる人や何かしらプロジェクトから影響を受ける人にの全員から公式に承認・合意を取り付ける必要があります。また、一度承認をもらったら終わりではなく、ステークホルダーにはプロジェクトに継続して関心を持ち続けてもらう必要があります。上司が始めたプロジェクトにも関わらず、上司が無関心であったら何の評価も受けれません。

9.変更を躊躇しない

やむを得ない事情で当初のプロジェクトの計画に変更を強いられる局面は必ずしも存在します。その際に覚えておく必要があるのは、変更に対してノーというのではなく、変更によって、時間・コスト・品質にどのような影響があるかを分析し、関係者に伝え、再度合意を取り付けることが必要です。

10.現状を周知する

プロジェクトの進捗や問題点・変更点については関係各位に常に周知しなければいけません。これにはひたすらコミニケーションを取るしかありません。コミニケーションや連絡を怠ってはいけません。

11.新しいことに挑戦する

プロジェクトでは標準的なツールは利用できても不確実性が高いため過去の資料と全く同じものを使いまわせることはありません。その都度・プロジェクトのニーズに合わせて必要なツールや手法を採択し、新しい道を切り開いていく必要があります。

12.リーダーとなる

計画を策定し、工程を監視・コントロールするだけではいけません。チームメンバーやステークホルダーに対してリーダーシップを発揮し、知恵とやる気の源泉となる必要があります。リーダーシップがなければ、例え、プロジェクトの調整を上手にやったとしても目標は達成できません。

終わりに

言葉にして書き出してみると、そりゃそうだ。単純なこと。というのが多いけれども、実際上の業務に照らし合わせてみると全然できてないことがあることを再認識。プロジェクトが失敗した場合、そのほとんどの原因が分析可能と筆者は書く。定期的にこの成功要因を見直し、プロジェクトのヘルスチェックをすることで、失敗する要因を早めに回避し、成功するマネジメントをしたいものです。