やっぱ、世界を変えたいならこの会社だ

やっぱ、世界を変えたいならこの会社だ

今回のInput

本のタイトル

【Microsoft 再始動する最強企業】

著者

【上坂徹】

キーワード

Microsoft・ポストスマホ・AI・MR(Mixed Reality)・20年以上に渡り時価総額Top5・知られざる事実

総括

2015年の秋と比べて、現在のMicrosoftの株価が二倍以上になっているのは知っているだろうか。
投資家は何を評価してこのMicrosoftに価値を見出しているのだろう。その答えをまったくもっていなかったし、GoogleやAmazonと比較して、Microsoftをイノベーティブな会社だとは微塵も認識していなかった。実際、多くの人のイメージは、MicrosoftはIT企業で、OSのWindowsやWordに始まるOffice製品を作っている会社だ、ぐらいの理解だろう。しかしながら、この本を通じてMicrosoftのことを知れば知るほど、とんてもない実力とポテンシャルを秘めた企業であるということがよく分かる。

本を読み終わった後に、Microsoftは実はこの世で一番働くことが面白い会社なのではないか?という思いすら起こさせてくれた。実際にどれだけすごいかは本を直接読めばいいと思うので、ここでは特に印象的だと思ったエピソードと感想をまとめる。

評価をその人が作り出したインパクトで行う。評価が文化を変えた話。

会社の目指す方向や文化・考え方が変われば、当然組織に求められる人材像も変化する。また、その求められる人材像を持つようなタレントを抱えるためには、そういった人材を評価できる仕組みが必要だ。Microsoftは当然のように、方向性を変えたタイミングで評価制度を変えた。従来型のどれだけ売り上げたか、どれだけ数を稼いだかと言った成果主義から、どれだけ社会や人、ビジネスや組織に影響を与えたか、というインパクト軸で人を評価するようになった。という話を聞いて、自分がどれだけインパクトを仕事で与えることができているか気になったと同時に、その会社や文化を知る上で、どのような人材が評価される会社ですか、指標の軸はなんですか?といった質問をするのが良いかもしれないなと新しい発見をした。

顧客主義に立ち返り、顧客価値を提供するためにできることを考える。

事業部制度の枠や会社(アップルやAmazon)といった枠を超えて、本当にお客様に価値を提供すればよいかを考えた対応。
かつては、Windowsのライセンスをどれだけ購入してもらえたかというスタンスだったのを、Windowsのサービス(クラウド)をどれだけ使ってもらえたのか?という考え方にシフトした。また、表面的には競合に思えるAppleやOracle、Linuxと次々に協業を発表しあらゆる側面でお互いの強みを活かし会えるような仕組みを作り始めている。Microsoft以外の企業からしてみれば、驚きである同時に、Microsoftの超絶な顧客基盤に乗れる素晴らしいチャンスであった。これらのコラボレーションを通じて、クラウドとしてのMicrosoftがあり、それらと同調して動くその他のアプリケーションといった形でクラウドサービスを提供するプラットフォームとしての存在感を一気に強固なものにした。また、これこそがポストスマホ時代の覇者になるうえで必要な施策だったとも言える。

派手なAIではなく地味なAI、人の生産性を上げることを目的としたAIの話

別に囲碁に勝つわけでもなく、クイズ選手権に出るわけでもないが、MicrosoftのAIは人の生産性を飛躍させることに主眼をおいてある。
例えば、PowerPointの作図や自動生成、並び替え、配色などを自動でやってくれるのもAI。もっとすごいのは人間が生産性を高めるためのAIとして、スケジュールやパソコンの操作履歴から、どのようなことに時間をさいているか、会議中にもかかわらず内職している(メールを送ったなど)といった情報を集めて、無駄な時間や無駄なメール、誰とコミニケーションが少ないか、など働き方を下院膳する施策をAIが本人に伝えるアプリケーションがエンタープライズでは導入されている。これは驚きとしかいいようがない。RPAで労働時間削減とかで、どうのこうのとかって次元じゃない。

Cortana がAmazon と協業、家からOfficeからすべての生活シーンに!

これはもっと詳細を調べる。とりあえずAmazonのスマートスピーカーとCortanaがつながるらしい。これにより家でもOfficeでもどんどんものがつながるのが加速していく未来が見えてしまう。車も、スピーカーも家電も全部。やはり、ビジネスでつかうアプリケーションを抑えちゃっているMicrosoftはやっぱりダントツですごい。Googleにアクセスするのだって、Windows端末がまだまだ大多数だ。

Microsoft すげー、そしてやっぱりAI勉強しないと

Windows,Office 365 ,Cortana ,Azure,linked in などなど全世界の他のどの企業も真似できないぐらいの範囲でMicrosoft がデータをリアルタイムで集めることができる無敵状態であることを改めて認識し、Bigdata・AIの先駆者としてこの企業なら次の世界・未来を作れそうと思ってしまった。そしてMicrosoft が出しているものを応用するのではなく、Microsoft 側に立って、次の世界を描き、次の世界を創り出す一人になりたいとつい、思ってしまった。さっそく、AIの勉強と実装をするため、ビジネスよりのAIの話と開発者よりの参考書を買った。

さぁ、早く世界に追いつかないと

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