結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方
上記の本を読んで、印象に残った点は以下。
1.行動を抑制する脳が発達している。
人間の脳には抑制を司る部位があるため、訓練しないと、抑制脳が働き、軽やかに行動できなくなってしまうという特徴がある。
2.習慣化の秘訣
特別なことをやる、と身構えるのではなく、散歩に行くような心持ちで、すっと行動を始める。気楽にスタート。無理な時はやらない。自分の脳や体の状況を鑑みて、その日のゴールを調整する。
3.ベストエフォート方式
三日目に続かなくても、四日目から再開する方がよっぽど良い。あ、またダメだったと思う気持ちを出来るだけ短くして、すぐに再開するのでも良い。
4.セレンディピティ
偶然の巡り合いを引き寄せる力。チャンスはいつも無茶振りでやってくる。
5.最悪の状況を想定しておくことがポイント
メンタル管理として、最悪の展開を考えて起き、最悪はこうしたら良いやという逃げ道を準備しておくこと。プランBを考えることができる力をリスクに向き合う資質があると言う。
6.締め切りを設ける
終わりを決めないと、制約が生まれないのでアクションできない。
感想・意見
読んでいるとワクワクする。頑張る気持ちになる書き方で読みやすかった。本文の内容は、つまるところ、「放っておくとどんどん億劫になる」のは脳の仕組み上でもそう。というように、他本でも言及されるような仕事術が脳科学的にも有効であると裏付けているという感じ。
例えばメールは見たら、即返信するとか、目標には必ず締め切りを設けるとか。ただ、逆説的に考えれば、脳科学的にも面倒になりやすいんだから、自分が行動を起こそうと思っても億劫に感じてしまうのはしょうがない。「みんなそうなんだ!」と割り切れる。だからこそ、億劫であっても行動することが大事だ。と再認識させてくれる本。
やる気はあるんだけど、なんとなく頑張れない。いまいち続かない人向け。
あるいは、やる気が出なくて思うような行動が取れない人もこの本をヒントにすることで最初の一歩が踏み出せるかもしれない。